パソコンやスマートフォンに向かう時間が長くなるほど、同じ姿勢を続ける時間も自然と長くなります。そして肩まわりの不調というと、多くの方が「肩そのもの」に原因を探しがちですが、実際に体を見てくと、胸郭(肋骨まわり)や肩甲骨、背中の動きにくさが根っこにあるケースが少なくありません。
同じ姿勢を続けることで、負担が一点に集中する
デスクワークでは、画面を見ながら長時間座り続けることになります。この状態が続くと、首や肩、背中の筋肉が「休む間もなく働き続ける」状態になりやすくなります。
特に、画面をのぞき込むうちに頭が前に出て、腕は前に出したまま固定され、背中は丸くなっていく——このプロセスは、多くの方の姿勢に共通して見られるパターンです。身体を動かす機会そのものが減っていることも、負担に拍車をかけます。
肩まわりが気になったら、肩だけでなく「普段どんな姿勢で作業しているか」まで振り返ってみると、見えてくるものが変わってきます。
肩の動きは、肩甲骨や胸郭と連動している
腕を上げる、後ろに回すなどの動作は、肩関節だけが単独で動いているわけではありません。肩甲骨や胸郭、背中が連動して初めて、スムーズな可動域が生まれます。
そのため、肩を動かす機会が少ない生活が続くと、肩関節そのものだけでなく、肩甲骨や胸郭の動きも一緒に鈍っていきます。肩まわりの状態を見るときは、肩関節・肩甲骨・胸郭・背中の動き、そして普段の姿勢まで含めて、全体のつながりとして捉えることが欠かせません。
当店では、身体全体の使い方まで確認します
当店の施術では、気になる部分だけでなく、首や肩まわりの筋肉の状態、肩甲骨や胸郭の動き、背中の状態、そして日頃の姿勢や身体の使い方まで含めて確認しています。
そのうえで、お一人おひとりの状態に合わせたケアをご提案し、ご自宅で無理なく続けられるストレッチや、デスクワーク中に意識していただきたい姿勢のポイントもあわせてお伝えしています。大切にしているのは、気になる場所だけを見るのではなく、「なぜそこに負担が出ているのか」を一緒に探っていくことです。
デスクワーク中にできる、小さな工夫
特別な運動を新しく始める必要はありません。まずは「同じ姿勢を続ける時間を減らす」ことから始めてみてください。
- 1時間に一度は必ず立ち上がる
- 肩や背中を軽く動かす
- 画面の高さを目線に合わせて調整する
- 座りっぱなしを避ける
こうした小さな習慣の積み重ねが、負担の蓄積を防ぐ第一歩になります。
まとめ
肩まわりの重さは、肩そのものだけでなく、胸郭や肩甲骨、背中の動き、そして日頃の姿勢との組み合わせで生まれていることがほとんどです。「同じ姿勢を続けない」という小さな意識だけでも、負担のかかり方は変わってきます。


























































